2013年1月4日「北海道新聞」夕刊より  
新年すがすがしい空間で 
北海道神宮 
 
 年が明けてすることと言えば、新年のあいさつ、おせち料理や雑煮を食

べて、テレビのお正月番組を見ること。それとやっぱり初詣だ。

 自宅近くの北海道神宮(中央区宮ケ丘474)は、北海道では一番多く

の参拝者が訪れる場所だ。年越しの夜は、地下鉄の円山公園駅付近から神

宮まで参拝者の列ができる。それぞれに家内安全、商売繁盛など、さまざ

まなことを祈願しているのだろう。

 ここへは何度訪れただろう。小さいころからなじみのある場所だった。初詣、節分、七

五三、厄払い、花見、神宮例祭(札幌まつり)-。数えきれないほど来ている。小学生時

代は兄弟でボーイスカウトに入団して、ここを拠点にいろいろな活動をしていた。

 昔も今も神宮の森に来るたびに、すがすがしい空間の中で心が落ち着く。晴れた冬の朝

、参道の雪の上をゆっくり歩いているだけで、良いことがありそうな気分になる。
 
 今年が、すべての人にとって良い一年になりますよう
に。
 
(絵と文・佐藤正人=北海道イラスートレーターズクラブα会長) 

もどる


inserted by FC2 system