2013年1月14日「北海道新聞」朝刊より  
気合寒中みそぎ 木古内 
佐女川神社 
 


 昔も今も神宮の森に来るたびに、すがすがしい空間の中で心が落ち着く。晴れた冬の朝

、参道の雪の上をゆっくり歩いているだけで、良いことがありそうな気分になる。
 
 今年が、すべての人にとって良い一年になりますよ


 【木古内】渡島管内木古内町の佐女川神社で13日夜、1831年(天保2年)から続く

神事「寒中みそぎ祭り」が始まり、行修者と呼ばれる4人の若者が寒空の下で冷水を浴び

る水ごりを行った。

 今年の行修者は札幌の専門学校生久保田翔さん(20)、函館の大学生藤原哲朗さん(21

)、木古内町の消防士宮下知哉さん(21)、同町の木古内駅員高橋駿さん(21)の4人。

 行修者は午後7時ごろ、氷点下1度の極寒の境内で水ご町を開始。歯を食いしばりなが

ら背中に水を浴び、豊漁豊作を祈った。4人は15日朝まで水ごりを繰り返した後、昼ごろ

に海に入って、ご神体を清める。

 境内には町内外から写真愛好家ら約150人が訪れ、4人に「頑張れよ」と声を掛け、

大きな拍手を送っていた。

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