2013年12月25日「北海道新聞」朝刊より  
来年のえと 顔「上向き」
札幌で土鈴作り
 
 札幌市中央区の北海道神宮境内の「神宮窯」で、来年のえと「午」の土鈴作りが大詰め

を迎えている。元日から境内で縁起物として販売する。

 えとの土鈴は、中畑房子さん(86)とゆかりさん(61)親子が1972年から作り始め、41

年目を迎えた。作業場では高さ6㌢、長さ7㌢の素焼きの土鈴がひとつずつ筆で色付けさ

れている。土はれんが製造に使われる江別市野幌産を使用。すべてが手作業で、焼き上が

りによって音色が微妙に異なるのが魅力だ。

 午の顔が「上向き」なのが今年のデザインの特徴。「明るい年になれば」(ゆかりさん

)との思いを込めた。大みそかまでに6千個を完成させる。1個千円。 「例年、三が日

で売り切れる人気」(同神宮)という。

 

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